ステンドグラスはオーダーメイドで｜ステンドグラスのイロハ

ステンドグラスを注文する時は既成品を購入する場合と新たにオーダーする場合のどちらがいいのでしょうか？

住まいの窓やドアにステンドグラスを採用すると、意匠性のある窓・ドアになります。
室内を上質な空間にしたいときにステンドグラスは最適で、来客者の多い玄関や人が集まりやすいリビングの室内窓にステンドグラスを使用すると空間の雰囲気が一気に変わります。
そんな空間を大きく変えるステンドグラスを、自分の好みのデザイン、素材で作れるのは非常に魅力ですよね。

既製品であれば気に入ったデザインのものが無ければ改めて探すか諦めるかしかありませんが、オーダーの場合はお好きなモチーフやイメージをもとに、一からデザイン画をおこすので細部までこだわり抜いた一枚を作ることができます。
また、好きな素材を自ら選んで使用できるのもオーダーの魅力です。

更に、吹き抜け部分や、明かり取り、リビングドア、玄関など、ステンドグラスを採用したい箇所の形状に合わせた一枚を作れるのも大きなメリットです。
既成品の場合はサイズにぴったりなものを探さないといけませんが、オーダーの場合は採用したい箇所の採寸からスタートします。
場所や形状を問わないのもオーダーの強みと言えるでしょう。

こう見るとオーダーの方が良いように感じますが、もちろんステンドグラスをオーダーする際の注意点もあります。
下記にオーダーする際の注意点を記載しましたのでご一読いただき、失敗しないステンドグラスのオーダーをしていただければと思います。

費用が高額になりやすい

本物のステンドグラスはすべて手作業で繋ぎ合わせて作るため、普及品のガラスに比べると費用が高額です。
オリジナルをオーダーする場合は、更にゼロからのデザイン料などが加わるので、どうしても費用が高額になりやすいのがオーダーのステンドグラスです。

もちろん模様が細かいほど手間になるため、細かさに比例して価格も高額になっていきますが、世界に一つの窓・ドアにできるというメリットは魅力的です。

ステンドグラスの全てが高額という訳ではなく、もちろん量産されたリーズナブルなものもあります。
その中で気に入ったデザインのものがあるのであれば、そちらでも十分にステンドグラスを楽しめるでしょう。
中にはデザイン料は無料という業者さんもいますので、費用と相談して理想のステンドグラスを手に入れましょう。

サイズに注意しよう

オリジナルのステンドグラスをオーダーする場合、1枚物で制作できる大きさには限りがあるので、サイズには注意しましょう。
基本的に、200cm×100cmを超えるデザインは難しく、制作してもらえることになっても割高になる可能性があります。

広範囲に施工したい場合は、分割したデザインのガラスを並べることになると考えておいた方が良いでしょう。

設置・修理には技術が必要

量産品ではなく手作りされた繊細なステンドグラスは、取り付けできる業者が限られてしまいます。
新規で取り付け・交換したいとき、取り付け工事を依頼できる会社を探すのが大変かもしれません。
基本的には制作会社が取り付けてくれますが、制作と取り付けは別という業者も存在しますのでその点も依頼の際にしっかりと確認しておきましょう。

また、引っ越しの予定やすぐに窓付近のリフォームをする予定がある場合も、移設する技術がある職人を探さなくてはいけません。